興福寺の52の秘密知って 五重塔再建600年記念で出版
2026年05月11日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
約120年ぶりの大規模修理が進む興福寺(奈良市)の国宝・五重塔の再建600年を記念する同寺監修の書籍「興福寺のひみつ52」(東京美術)が出版された。国宝・阿修羅(あしゅら)像や塔の心柱、お寺の生活などの秘密が記され、同寺に誘われる一冊となっている。

興福寺のの秘密知って 五重塔再建600年記念で出版
仏像については東京国立博物館の浅見龍介副館長、児島大輔保存修復室長が執筆。歴史、伽藍(がらん)などについては興福寺の多川良俊副貫首、辻明俊執事長が書いた。
「阿修羅像はどこにいた?」では、現在国宝館に安置している同像はもとは失われた西金堂にあり、群像の一体として脇役だったことについて説明。現在は合掌する姿だが、修理前に撮影された明治の写真も掲載しており、往時の姿にも思いをはせさせる。「心柱の不思議」では五重塔の心柱が心礎から相輪までつながっている一方で、三重塔(国宝)の心柱は二層目から立ち上がっていることを紹介。また、東京スカイツリーに応用された揺れに強いという構造にも触れている。
さらに、「お寺の生活」ではデスクワークも多い現在の僧侶の日常について記していて、興味深い。
1冊2750円(税込み)で販売。


































