奈良県で産経新聞の購読試読・求人案内。

産経新聞 奈良県伊賀地区専売会産経新聞 奈良県伊賀地区専売会

産経新聞グループ各紙のご購読はこちら 0742-24-2214

専売会について専売会について各専売店の紹介各専売店の紹介地域貢献地域貢献求人内容求人内容購読・試読サービス購読・試読サービス

sanbai-02.jpg

墨の魅力を広く発信 墨運堂会長、松井茂浩さんが旭日単光章


さまざまな墨の魅力を語る松井茂浩さん=奈良市の「墨の資料館」

江戸時代から墨を製造する「墨運堂」(奈良市)の9代目として、奈良が誇る伝統産業の発展と発信に貢献してきた同社会長の松井茂浩さん(83)が春の叙勲で旭日単光章を受章した。「何年も残る素晴らしい筆記具」という墨に携わってきた松井さんは「ただただびっくりした」と、謙虚に受け止めた。
若い頃は営業職を務めた。墨の製品を宣伝するために全国各地を回るとともに墨についてさまざまなことを学んだ。
平成4年に社長に就任すると、工場を新装・改築し、大規模な設備投資を実施。奈良市で作られる「奈良墨」が国内の墨の多くを占めるものの、書道人口の減少や後継者不足により業界は縮小傾向となる中、工場敷地内に墨の歴史や製造工程を紹介する「墨の資料館」と、奈良の伝統工芸を集めた「がんこ一徹長屋」を開設した。
「墨を多くの人に見てもらいたかった。伝統工芸と抱き合わせることで訪れる人を増やそうと思った」と振り返る。ピークには年間約4万人が訪れたという。
墨の歴史は古代中国にさかのぼり、やがて日本にも伝来。正倉院に残る写経や出土した土器、木簡に古代の墨書を今も見ることができる。
「墨と筆さえあれば文字が書け、絵も描ける。墨は利便性も、耐久性もある。何年も残る墨のような素晴らしい筆記具は世界中探してもないのでは」
奈良墨は艶のある漆黒の色味が特徴。松を燃やしてできる煤(すす)を使う松煙墨ではなく、室町時代に興福寺で植物性油の煤を使った油煙墨がその最初とされ、次第に名が高まった。
そんな墨の魅力を広く発信しようと、会社設立50周年を記念し、墨だけに絞った大規模な「墨展」を平成12年から15年にかけて全国7カ所で開催。さまざまな形や品質の墨を紹介し、好評を博した。
「みんな喜んでくれ、やってる方も面白かった。何年かに一度やってくれと言われたが、なかなか大変で…」
妻の玲月(れいげつ)さんは書家で、産経国際書会の副理事長を務めている。「私以上に受章を喜んでくれているのでは」と笑った。

求人情報求人情報
購読・試読のお申込み購読・試読のお申込み
お問い合わせお問い合わせ

産経新聞各紙
産経新聞産経新聞
サンスポサンスポ

グループ各紙
月刊TVnavi月刊TVnavi
MOSTLYMOSTLY
正論正論
週刊ギャロップ週刊ギャロップ

読もうよ新聞読もうよ新聞

野球教室