今井町で人力車体験、橿原市がふるさと納税返礼品に、乗車と引き手

人力車の乗車・引き手体験のイメージ=橿原市今井町(同市提供)
橿原市は、江戸時代の街並みが残る重要伝統的建造物群保存地区の同市今井町で、人力車の乗車と引き手の体験ができるチケットを、ふるさと納税の返礼品にしている。観光地で人力車自体は珍しくないが、返礼品とするのは異例で、市が利用を呼びかけている。
同町の街並みに合う人力車が市のPRになるとして昨年12月から返礼品に加えた。もともと町内の喫茶店「今井町見晴らし茶屋『ももや』」が予約制でこの2つの人力車サービスを実施しており、今回の体験チケットでも協力してもらうことになった。
ふるさと納税で3万円の寄付をすると人力車の乗車チケット(2人まで利用可)、9万6千円の寄付をすると引き手の体験チケット(同)が提供される。乗車は写真撮影の時間を入れて42分、引き手の体験は座学や乗車なども入れて2時間15分。
市地域振興課の担当者は引き手を体験し、「人力車は人を乗せてもそれほど重くなく、引きやすかった。風を受けて気持ちよかった」と話す。
今井町は平成5年に国の重要伝統的建造物群保存地区の選定を受けた。東西約600㍍、南北約310㍍の地区内に江戸時代以降の500の伝統的建造物が立地する。また重要文化財や県指定文化財、市指定文化財がある。
ただ、返礼品のチケットはこれまで一度も利用実績がないといい、担当者は「特に引き手の体験ができることはあまりない。伝統的な街並みの中で貴重な体験をしてほしい」と呼びかけている。


































