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山辺高生〝夏も近づく、楽しい茶摘み〟 児童らは手作りのお茶味わう


伝統的な衣装をまとい茶摘みをする県立山辺高校の生徒ら=奈良市

 

茶畑にみずみずしい新芽が見られる季節となった。大和茶の一大生産地だった天理市福住町の茶畑では、市立福住小学校の児童が茶摘みを体験し、手作りしたお茶を味わった。校内に畑がある県立山辺高校(奈良市)では、生徒らが収穫した茶葉から作ったお茶が販売される。(木村郁子)
天理市福住町の中西和子さん(85)の約300平方㍍の茶畑で8日、近隣にある福住小の3、4年生23人が童謡「茶摘み」を歌いながら新芽を摘み取った。

茶葉を釜で炒る天理市立福住小学校の児童ら=同市

その後、児童らは学校に移動。クヌギやコナラの間伐材をかまどにくべて鍋で茶葉を炒(い)ったり、もみこんだりして「釜炒り茶」を作った。うまみや甘味を引き出した茶を試飲した3年の女子児童(8)は「とてもいい香り。1杯目より2杯目の方が甘くておいしい」と喜んだ。
この日講師を務めた、茶畑の再生に携わる「健一自然農園」(大和郡山市)の伊川健一さん(44)は「歴史と伝統があるすてきな茶畑を誇りに思ってほしい」と話した。
大和茶の産地として知られる大和高原に位置する山辺高校では5月に茶摘みが行われ、生徒20人が新芽を手際よく摘み取った。
同校の敷地には約3千平方㍍の茶畑がある。冬場に茶の木の剪定(せんてい)をしっかりしたことで日がまんべんなく当たり、新芽が出ていた。
大和絣(かすり)に茜(あかね)だすきをかけた伝統的なスタイルに身を包んだ農業探究科1年の横手芹莉菜さん(15)は「丁寧に手摘みした。おいしいお茶になってほしい」と笑顔を見せた。
今年は約1㌧を収穫。校内の製茶場で蒸してもみ、乾燥させた後に製茶し、校内で販売する。肥料や消毒などは最低限にとどめているため、すっきりとした味わいのお茶になるという。

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