「飛鳥・藤原の宮都」県が世界遺産委員国ツアー 外交官にアピール

藤原宮跡で県の担当者から説明を聞く各国の外交官=橿原市
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関「イコモス」が世界遺産への登録を勧告した「飛鳥・藤原の宮都(きゅうと)」(明日香村、橿原市、桜井市)の構成資産の魅力などを、世界遺産委員会委員国7カ国の外交官に知ってもらう県主催のツアーが16、17の両日、開かれた。登録の可否などを決定する7月の同委員会を前に、審議する委員国にアピールするのがねらい。
ツアーにはペルーの駐日大使、ジャマイカの駐日臨時代理大使と、モンゴル、ケニア、アルメニア、バングラデシュ、タンザニア各国の駐日大使館員が参加。
初日は19の構成資産のうち、山田寺跡(桜井市)、石舞台古墳(明日香村)、飛鳥寺跡(同)、2日目は藤原宮跡(橿原市)、川原(かわら)寺跡(明日香村)、キトラ古墳(同)を回った。
藤原宮跡の視察は報道陣に公開され、県の担当者が解説。各国の外交官が熱心に聞き入り、質問した。飛鳥時代の藤原宮を画像で見られる仮想現実(VR)と拡張現実(AR)もタブレット端末で体験した。
県世界遺産室の森井順之室長は報道陣に「『飛鳥・藤原の宮都』はまだ世界において理解していただいている方が少ない」と説明。ツアーに参加することで魅力などを知ってもらい、7月の世界遺産委員会で「後押しができれば」と話した。
世界遺産委員会委員国は21カ国。同委員会は7月19~29日、韓国・釜山で開かれる。


































