キトラ古墳 壁画公開に7830人 5~6月来場者 世界遺産勧告影響か

5月23日~6月21日に公開されたキトラ古墳の天文図(文化庁提供)
年4回実施しているキトラ古墳(7世紀後半~8世紀初頭、明日香村)の国宝壁画公開で、直近の5月23日~6月21日の来場者数が、令和2年の新型コロナウイルス禍以降、最多の7830人を記録したことがわかった。24日に京都市で開催された文化庁の「古墳壁画の保存活用に関する検討会」で報告された。
同古墳など19資産で構成する「飛鳥・藤原の宮都(きゅうと)」について国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関が今月、世界遺産への登録を勧告したことが影響したとみられている。
同古墳の石室の壁には青龍、朱雀、白虎、玄武、天井には本格的な中国式星図の天文図の壁画が描かれていたが、劣化が進み、漆喰(しっくい)ごと外して修復。修復された壁画の一部を明日香村の「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」で平成28年から春、夏、秋、冬ごろに27~28日間、公開している。令和元年に国宝になった。
文化庁によると、直近の今年5~6月は天文図を公開。新型コロナの影響で来場者の人数抑制が続く令和2年以降で、最多だった昨年10~11月(7572人)を超えた。
ここ数年は4千~6千人台が多かった。コロナ禍前は過去最多の初回(1万9040人)のほか、8千~1万人台の回があった。
高松塚古墳(同村)の国宝壁画も年4回公開してきたが、新たな保存展示施設整備に伴い今年度から公開を休止した。


































