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「ナッジ理論」で被害防げ 県警・JR西など3駅で注意喚起


多額の現金を持って待ち合わせをする人は駅員に連絡を-。県警はJR西日本などと連携し、自発的な行動を促す「ナッジ理論」を活用したポスターやシートをJR西の3駅に設置した。県内では今年、特殊詐欺の被害認知件数や被害額が過去最悪ペースで推移。駅やその周辺での特殊詐欺の被害も増えており、駅利用客らに注意喚起を促す狙いがある。
息子などと偽るオレオレ詐欺の容疑者らが被害者に指示し、駅を転々とさせて多額の現金をだまし取る手口が頻発。このため、駅頭での対策を強化する。
京終駅(奈良市)、郡山駅(大和郡山市)、高田駅(大和高田市)には、多額の現金を持って息子や孫と待ち合わせをする人向けのポスターを掲示。改札前のインターホンを「押してください」と駅員への連絡を促すほか、駅の構内放送を通して注意喚起する。京終駅の改札前には、JR西の床面装飾の技術を生かしたシートも設置した。
3月に発足した奈良防犯心理研究会の委員らのアドバイスを受け、こうした対策を実施した。
県警本部で1日にあった開始式で、JR西の森林昇・奈良統括駅長は「駅利用者らの尊い財産が奪われているのは看過できない」と語り、取り組みが被害防止に役立つことを期待した。県警の胡内照久・生活安全企画課長も、JR西や学識者らの協力を得て「県民の生命と財産を守る取り組みにしたい」と話した。
県警はナッジ理論を活用した犯罪防止策を展開。昨年12月から近鉄大和西大寺駅のエスカレーターで盗撮・痴漢対策も行っている。

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