橿考研 復元皮製ポシェットを特別公開
2026年08月19日 奈良県専売会 ニュース&トピックス
葛城市の三ツ塚古墳群で平成12年に出土した7世紀末の皮製ポシェットをもとに、橿原市の県立橿原考古学研究所(橿考研)とかばん業者などが協力して使われていた当時の姿に復元した。高さ16㌢、幅15・5㌢、厚さ8・5㌢で実物と同じくシカ皮や黒漆を用いて精巧に再現。当時の最先端ファッションだったとみられ、橿考研付属博物館で9月6日まで特別公開している。
皮製ポシェットは、中国唐代の文献に記述があるほか、皇帝陵の石像にも似た形が刻まれているが、実物の出土は極めて珍しく、発見は注目を集めた。葉のような形の金具が複数ついており、ひもをつけて腰からつりさげていたとみられる。実物は同博物館で常設展示されている。
同市のかばん業者「鞄工房山本」が復元品の製作にあたり、石川県輪島市の漆塗り業者や宇陀市のシカ皮革業者などが協力した。約1年かけて本体や金具、漆などを再現し、出土していないひもも装着した。


































