「飛鳥・藤原の宮都」公開講座 奈良芸術短大
2026年10月28日 奈良県専売会 ニュース&トピックス
世界文化遺産に登録された「飛鳥・藤原の宮都」をテーマにした公開講座が橿原市の奈良芸術短大で開かれた。前園実知雄・特任教授は「飛鳥はのどかな田園風景で知られるが、飛鳥時代は防護施設などに囲まれ、現在とは異なる人工的な光景が広がっていた」と語った。
「飛鳥の原形と遺跡」と題して講演し、飛鳥時代は宮殿を取り囲むように西方の甘樫丘には蘇我氏の邸宅や防御施設、東方には金工品などの生産工場だった飛鳥池遺跡があったと説明。「1300年前の天武天皇らが見た風景がそのまま残るといわれるが、実は近代的な都だった」と話した。
また、飛鳥の地に6世紀末に都が置かれた背景にも言及。「推古天皇以前の王宮は、神の山とあがめられた奈良盆地東南部の三輪山近辺に築かれたが、絶大な権力を誇った蘇我氏が、三輪山が見えない飛鳥の地を選んだ」とし、権力構造の変化に迫った。


































