視覚障害者の生活助ける福祉機器 県立盲学校で展示会
視覚障害者の生活や学習を補助する最新の福祉機器を紹介する展示会が、大和郡山市の県立盲学校で開かれている。30日まで。
同校が平成10年から毎年春と秋に開催しており、今回は約80点を展示。指で触る「触読式」や「音声式」など従来の方式と異なり、振動で時刻を知らせる「触感時計」が初展示されているほか、据え置き型より小型で持ち運びに便利な「折りたたみ式拡大読書器」などが並んでいる。
同校の北村穣教諭(34)は「拡大読書器を使うと、文字の色も白黒にして読みやすくしたりもできる」。前川裕道教頭(54)は「自分に合った機器を見つけて、生活や学習に活用していただければ」と話していた。
入場は平日の午後3時半~同4時半。問い合わせは同校(☎0743・56・3171)。
【関連記事】
「バック時の警報音義務付けを」徳島知事、全盲男性死亡事故受け国に要請
【動画】“規制緩和”で心のバリアフリーを…グランフロント大阪で公道イベント、最新の福祉機器ずらり
「音楽の道 手放さない」 旅立つ視覚障害者ドラマーへ送別ライブ
【新・関西笑談】司馬遼太郎めざす全盲の学者(1)どの道ハンディ、なら好きな道…と進路指導で歴史学科に
(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)