犯罪被害者と家族の苦しみ知って 生駒で支援コンサート
犯罪被害者支援チャリティーコンサートが28日、生駒市の南コミュニティセンターで開かれ、県警音楽隊や多くのアーティストが素晴らしい演奏を披露した。会場には募金箱が設置され、集まった募金は犯罪被害者支援に生かされる。
犯罪被害者と家族の苦しみを少しでも多くの人に知ってもらおうと、平成25年から始まり、3回目となる今年は約250人が訪れた。主催した生駒署犯罪被害者支援連絡協議会の久保昌城会長は「ニュースで悲惨な事件、事故を知っても時間がたつと忘れてしまうが、苦しんでいる被害者や家族がいることをこの機会に思い出してほしい」。
会場では「生命のメッセージ展」と題し、犯罪や事故の犠牲者の等身大パネルと遺品の靴を展示。パネルには被害者の写真とともに遺族からのメッセージが貼られ、たくさんの人が足を止めていた。
香芝市の会社員、田中康規さん(42)は「命の大切さをあらためて気づかされた。仕事で車を運転することが多いので決して事故を起こさないように気をつけたい」と話していた。
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