「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」 15日から年末年始交通事故防止運動
「年末年始の交通事故防止運動」が15日から始まる。1月5日まで。「子供と高齢者の交通事故防止」を掲げ、期間中、県内各市町村や警察署で啓発イベントを行う。
今月6日には、自宅で酒を飲んだ後に中学校の同窓会に車で向かう途中だった寺田典弘・田原本町長が酒気帯び運転で逮捕される事件もあり、県の担当者は「年末年始は人や車の動きが活発になるため、事故には十分注意してほしい。酒を飲む機会も増えると思うが飲酒運転は絶対にやめて」と呼び掛けている。
運動は、飲酒運転の根絶▽自転車の安全利用の推進▽後部座席を含めたすべての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底▽正しい横断と横断歩行者の保護―を重点に展開する。
県によると今年1月~9月、県内では3782件の交通事故が発生。前年同期と比べると13・4%減だったものの、死亡者は34人、けが人は4825人に上った。うち、65歳以上の高齢者の死亡者は13人だった。
県は「遠回りでも信号機や横断歩道のあるところを横断してほしい。ドライバーは子供や高齢者を見かけたら、一時停止や徐行するなど思いやりのある運転を心がけて」としている。
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(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)