男子生徒転落死で臨時の全校集会 奈良北高
2015年12月8日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
生駒市上町の県立奈良北高校で4日、校舎4階から転落して意識不明の重体となった1年の男子生徒(16)が死亡した事故を受け、同校は7日、臨時の全校集会を開催。全校生徒約1070人が出席した。
同校によると、集会は午前9時から約1時間開催。冒頭、全員で黙禱をささげたあと、徳地末広校長(58)が生徒たちに話をしたという。県教委はこの日、同校にスクールカウンセラーを追加派遣し、2人体制とした。生徒の状況を見ながら、必要に応じて相談などの支援に当たるという。
同校は11月、全校生徒を対象にアンケートを実施しており、死亡した生徒についてのいじめ行為などは「把握していない」としている。今後、改めて生徒に聞き取り調査を実施するか検討するという。
生駒署によると、男子生徒は4日午前11時半ごろ、期末試験中に「トイレに行く」と4階の教室を出たあと、近くの窓から転落したとみられる。死因は外傷性ショックだった。
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