県職員のボーナス平均81万9651円 民間平均のほぼ倍
公務員の冬のボーナスにあたる期末・勤勉手当が10日、県内で一斉に支給された。教員や警察官を含む県職員1万5422人(平均年齢43・1歳)に対し、総額126億4066万円を支給。1人当たりの平均支給額は81万9651円だった。一方、南都経済研究所(奈良市)がアンケート調査した県内の民間企業の今冬のボーナスについて、正社員1人あたりの支給予定額は平均42万8727円だった。
県人事委勧告により昨年同期と比べ支給月数が0・075月増加し、1人当たりの平均支給額は1万1302円アップした。
知事以外の県の特別職や県議らの報酬額は、副知事230万5234円▽議長227万3781円▽副議長198万6318円▽議長、副議長以外の議員183万3162万円。
県内12市の市長で最も高かったのは、奈良市の仲川げん市長。一方、財政状況などから特別職の給与減額を定めた各条例により、天理市の並河健市長は昨年5月から20%、大和高田市の吉田誠克市長は16年4月から50%、香芝市の吉田弘明市長は24年8月から50%、それぞれカットとなっている。
田原本町長には約216万円支給
一方、今月末で辞職する田原本町の寺田典弘町長にも同日、215万9300円のボーナスが支給された。同町によると、寺田町長から特段連絡はないという。
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