第三者調査委の公平・中立求める 転落死の奈良北高生遺族
2015年12月18日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
県立奈良北高校(生駒市上町)で4日の期末試験中に1年生の男子生徒(16)が校舎4階から転落死した問題で、生徒の遺族らが17日、荒井正吾知事と吉田育弘教育長に対し、公平で中立的な第三者調査委を設置することなどを求める要望書を提出した。
要望書では、県教委が設置を決めた第三者調査委について、「遺族との十分な協議、合意がないまま設置された」として抗議。学校で実施するアンケートの内容は遺族にも開示するほか、第三者委員会に関する一切の情報を遺族に通知し、速やかに県総合教育会議を開いて遺族が意見を述べる機会を設けることなどを求めている。
要望を受け、吉田教育長は「要望の内容は真摯に受け止め、速やかに対応していく」とのコメントを出した。
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