「思いつき多いというが…、練ってきたこと現実化」 今年最後の会見で荒井知事
荒井正吾知事は24日、年内最後の定例記者会見で今年1年を振り返り「荒井県政は思いつきが多いとおっしゃる人もいるが、今年は今まで練ってきたことが現実化した」と強調。印象深い出来事として、シャープ希望退職者らを支援する「県内就労あっせん・起業支援センター」の開設や外国人観光客の拠点施設「県猿沢イン」のプレオープンなどを挙げた。
荒井知事は「基本的な方向は、脱ベッドタウン。住んでよしはずいぶんよい県だが、働いてよし、訪れてよしは弱い。自活できるよう努力を続けたい」と来年の抱負を述べた。
一方、政府機関の地方移転をめぐり、産業技術総合研究所の移転を要望していた県が政府の検討対象から外れたことについては、「国が(移転について)相当いやだと言っているのにひっぺがしてうまくいくのかなと思っている。移転が困難だという国の事情はわかる」とし、再要望しない方針を示した。
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(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)