奈良市の火葬場「新斎苑」計画案 市民意見募集
奈良市は4日から、同市横井町への移設を計画している火葬場「新斎苑」の計画案について、市民らに意見を求める「パブリックコメント」を実施する。
計画案によると新斎苑は鉄筋コンクリート造りの地上1階、地下1階建てで、延べ床面積は約5200平方メートル。同市白毫寺町にある現火葬場より5炉多い13炉を備え、火葬の対応件数は現在の約3倍になるという。
市は大正5年開設の現火葬場の老朽化に伴い移転を計画。平成20年に横井町が候補地に浮上したが、21年に就任した仲川げん市長が白紙撤回。「奈良ドリームランド」跡地を候補地としたものの所有者の同意は得られず、25年に再び横井町を候補地としたが、地元住民の理解はまだ得られていない。
パブリックコメントの募集は29日まで。計画案の内容などは市新斎苑建設推進課と総務課の窓口のほか、市内3カ所の出張所、市公式ホームページ(http://www.city.nara.lg.jp/www/toppage/0000000000000/APM03000.html)などで確認できる。問い合わせは市新斎苑建設推進課(☎0742・34・5161)。
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