悠久の愛を誓う鐘の音響け 王寺工高生徒が制作 秋に明神山に設置
県立王寺工業高校の生徒が、王寺町の明神山頂上に設置する「悠久の鐘」を制作し、平井康之町長に鐘を手渡した。
明神山は標高273メートル。明石海峡大橋や比叡山など360度の眺望が楽しめ、町は同山を「恋人が悠久の愛を誓う観光名所」にしようと、展望デッキなどの整備を進めている。
「悠久の鐘」(直径25センチ、高さ30センチ、約10キロ)は、町の依頼を受けた同校の機械工学科3年の男子生徒13人が、卒業制作の一環として作製。耐腐性に優れたリン青銅を用い、昨年5月から約8カ月間かけて作業。鋳型には1200~1300度という高温の素材を流し込む高度な技術で製作したという。
12日に町やわらぎ会館で開かれた引渡式で、鐘や「悠久の鐘」と書かれた銘板を受け取った平井町長は「町の財産として大事に引き継いでいきたい」。鐘作製のリーダー、西田健太さん(18)は「老若男女問わず、恋人や友達と鐘を鳴らしに明神山を訪れてほしい」と話していた。
今後、生徒らが制作した鐘や銘板は町役場玄関に展示され、9月末までに山頂に新たに完成するデッキに設置されるという。
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