中国語、ポルトガル語でも運転免許学科試験受けられます 県警
2016年01月19日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
県警は、外国人が受験する運転免許証の学科試験に、英語に加えて中国語とポルトガル語での出題を始めた。中国語での出題は全国で30県目で、これで近畿2府4県のすべてで中国語での受験が可能となった。ポルトガル語の導入は全国で19県目で、近畿ではほかに大阪府、滋賀県、兵庫県で受験できるという。
県警によると、外国語での出題開始は英語での試験を開始した平成21年10月以来。県内では昨年、35人の外国人が英語での学科試験を受験しており、内訳ではインドネシア人が最多の15人、次いでフィリピン人が10人だった。中国人の受験者の場合は、英語ではなく日本語での受験を選択するケースがほとんどだったという。
受験可能な免許は第一種運転免許(普通、自動二輪等)、原付免許、普通仮免許の3種類。県警の担当者は、「日本の交通ルールを母国語で理解していただくよいきっかけとなれば」と話した。
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