【ガムシャラ バンビシャス】「今年の奈良違う」を見せつけろ! 後半のカギ握る滋賀戦
「任されている4番ポジションの役割の中で、リバウンドをもっととらなくてはならないと感じている」。チーム最年長の35歳で、過去に在籍したチームでプレーオフを経験した寺下太基はこう切り出した。4番ポジションはリバウンドやゴール下での得点能力が求められるのだ。
さらに寺下は続ける。「チームプレーでの必勝パターン、つまり一番強いプレーのパターンを残りの試合でしっかり見つけたい。プレーオフに進出したとしても、短期決戦では強みを出さないと勝利することはできない」と。寺下は個人としてもチームとしても、より一層の改善と成長の必要性を強調した。
30、31の両日、衛藤晃平ヘッドコーチ(HC)が「後半戦のポイント」とする滋賀レイクスターズとの戦いだ。滋賀はバンビシャスを初年度率いた遠山向人HCが指揮。また、チームにはリーグの得点ランキング10位のジュリアン・マブンガ(1試合平均20.8点)や、オールスターに5回出場し、外国籍選手にもひけをとらない得点能力をもつ岡田優(同16.5点)らが在籍。リーグ屈指の攻撃力を誇る。
滋賀戦を前に衛藤HCは「リバウンドがポイント。外国籍選手がリバウンドを獲るのはもちろん、リングにあたり大きくはねたロングリバウンドを日本人選手がどれだけ獲得できるかだ」と話し、寺下の役割が重要度を増す。
〝古巣〟の滋賀と対戦する寺下は「格上の相手だが、弱いポイントや隙をつき、たたみかけるプレーができれば勝てる。まずは初戦。ここで勝てれば『今年の奈良は違う』とアピールできる」と意気込む。
1カ月ぶりのホーム戦。「熱い声援を送るブースターのためにもなんとしても勝利をつかむ」。それがチームの思いだ。
【次の試合】
滋賀戦=30日午後6時、31日午後2時▽会場=奈良市中央体育館
今節は「みんなが人権ブースタープレゼンツ」として開催。入場口で県人権啓発ネットワーク協議会の人権啓発ボードが配布される。バンビシャスの選手と一緒に人権について考えよう!
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