年男年女180人が「福は山」 大神神社で節分祭
2016年02月4日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
桜井市の大神神社で3日、節分祭が行われ、境内の特設舞台などから申(猿)年生まれの年男・年女ら約180人が、境内を埋めた約千人の参拝者に向かって豆や福餅約4千袋をまいた。
節分は邪気を祓う祭事で室町時代以降、福を迎える行事として、豆まきが広く行われるようになったとされる。一般的に掛け声は「福は内、鬼は外」だが、大神神社では祭神が「福の神」の大物主神で、ご神体が三輪山であることから、掛け声は「福は山」となっている。
年男・年女らは裃姿で神事に参列。開運厄除けを祈願したあと、拝殿と特設舞台に移動して「福は山」の掛け声で、豆や縁起物の大黒面が当たる福引券が入った福餅をまいた。
豆まきに参加した奈良市の林美津子さん(71)は「大神神社にはよく参拝に訪れます。みなさんに福を授けられるように一生懸命まきました」と話していた。
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