加熱してもダメ イワシのつみれで食中毒 香芝の幼稚園など
2016年02月5日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
県は4日、香芝市の私立「せいか幼稚園」と系列の2つの保育園で、今月2日に給食を食べた園児50人と職員15人がかゆみや舌のしびれなどの食中毒症状を訴えたと発表した。軽症で全員回復している。
県によると、発症した園児は1~6歳、職員は21~54歳の男女。給食で提供されたイワシのつみれからアレルギー症状の原因物質となるヒスタミンを検出した。魚の鮮度が落ちると発生し、加熱調理でも分解されないという。
いずれも大阪市の飲食業「魚国総本社」に園内での給食調理を委託しており、中和保健所は同社に4日から最大3日間、3園での営業停止を命じた。
県は「生の赤身魚を常温で放置したり、冷凍と解凍を繰り返すとヒスタミンが蓄積されることがある。できるだけ早く食べて」としている。
【関連記事】
魚や加工品に多いヒスタミン食中毒 加熱で防げず 解凍後すぐ調理を
イワシの丸干し食べたらじんましん 原因はヒスタミンによる食中毒だった
(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)