ゆるりとした雰囲気でお茶を 奈良市で「珠光茶会」始まる
奈良市で8日、社寺やならまちなどを舞台にした「珠光茶会」が始まった。茶道の7流派が参加し、茶席や初心者向けの作法教室、シンポジウムなど、さまざまなイベントが14日まで行われる。
奈良出身で茶道の基礎をつくったとされる室町時代の茶人、珠光にちなんで開催され、今年で3回目。今年はならまちを中心とした会場で初心者向けの教室が行われるほか、グラフィックデザイナーの麹谷宏氏が主宰する「東京・六志会」による奈良市産のヤマブドウを使ったワイン茶会などが企画されている。
8日は春日大社や西大寺などでお茶席が開かれた。毎年来ているという奈良市の主婦、岡田君江さん(74)は「ゆったりとした雰囲気でおいしいお茶を楽しむことができた。元気なうちは毎年来たい」と話していた。
巡回バス乗車券などがセットとなった9、10、13日分のお茶券(5千円)が若干残っており、先着順で購入できるという。受け付けは市観光センター(☎0742・22・3900)。
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(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)