城下町で雛まつり満喫 大和郡山で20日から なりきり体験も
城下町に並ぶ風情ある商家や民家の軒先を、華麗なひな人形と美しい音楽で彩る恒例行事「大和な雛まつり」が20日~3月6日、大和郡山市の旧市街地一帯で開かれる。
歴史的な街並みを生かして活性化を図ろうと、市商工会やボランティアでつくる「雛祭り推進委員会」が主催し、今年で5回目。大正後期に建てられた遊郭建築「旧川本家住宅」(同市洞泉寺町)をメーン展示会場に、周辺の寺社や町家、店舗など約140軒が参加。それぞれの軒先に、古くは享保時代に作られたとみられる「享保ひな」や、明治、大正、昭和のひな人形が飾られ、まちを散策しながらひな祭を楽しめる。
期間中は、旧川本家住宅で、ひな人形の衣装を試着できる「なりきり体験」や、同市で活躍するプロ・アマの音楽家による演奏会なども。「なりきり体験」の企画リーダーを務める県立大2年、舩曳加穂理さん(22)は「昨今はひな人形を飾らない家も増えてきているが、イベントを通じて季節を感じてもらえたらうれしい」、雛祭り推進委員会の山本多賀子代表は「ひな人形は時代によって異なる表情や人形を並べる御殿の装飾が面白い。音楽あり、食事ありの多彩なイベントなので、五感で楽しんで」としている。問い合わせは、市商工会(☎0743・53・5955)。
【関連記事】
五新鉄道跡におもちゃの列車を走らせよう! 五條で28日にイベント
(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)