高山第2工区UR土地取得へ補正予算提案 生駒市臨時議会開会
生駒市の臨時市議会が19日開会し、市は学研高山第2工区(288ヘクタール)の都市再生機構(UR)所有地(132・5ヘクタール)を3億4千万円で取得するための補正予算案を提出した。承認を得られれば、今月中にもURと土地取得の仮契約を結ぶ。
委員会で小紫雅史市長は第2工区について、「周辺状況を見れば、今後発展するポテンシャルを持っている」と指摘。平成18年に事業を「白紙撤回」した山下真・前市長の方針を転換することになるが、「社会状況は変わった。必要なところは変えていかなければならない」と述べた。
県に事業実施への協力を求めて17日付で荒井正吾知事宛てに送った文書には、翌日「県と市とのまちづくりに関する連携協定の締結に係る協議を開始する」との回答があったといい、市は「担当部局との具体的な協議を詰め、28年度中の協定締結を目指す」とした。
ただ、市が示した開発構想には、「計画が漠然としている」との指摘も。市は4月以降、都市計画課内にプロジェクト室を立ち上げる方針を明らかにした。
臨時市議会の会期は24日までで、23日に予算委員会で採決が行われる。
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