月ケ瀬梅渓で梅まつり始まる 3月上旬には見頃
2016年02月22日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
国の名勝に指定されている奈良市月ケ瀬地区の「月ケ瀬梅渓」で21日、梅まつりが始まった。3月末までの期間中、さまざまなイベントが開催される。
月ケ瀬梅渓は、約800年前に真福寺境内に天神社を建てる際、菅原道真と縁のある梅を植えたのが始まりともされている。その後、未熟な梅の実を薫製にした烏梅の産地として栄え、江戸時代の最盛期には約10万本の梅の木があったという。
月ケ瀬観光協会によると、現在は約1万本の梅の木があり、今年は例年より2週間ほど早い、3月上旬に見頃を迎えるという。
大阪府大阪狭山市から来た会社員、新井萌さん(70)は「まだ少し時期は早かったが、きれいに咲いていた。もう1度来たい」と話していた。
期間中、月ケ瀬を訪れた文人たちの作品を展示する「月ケ瀬梅渓墨跡展」や写真展を開催するほか、3月6日に煎茶祭、20日に天神社知恵餅まきなどが行われる。
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