お水取り、参籠中の無事を願い 練行衆が「社参」
2016年02月22日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
東大寺二月堂修二会(お水取り)の前行である「試別火」入りから一夜明けた21日の午後、練行衆たちは同寺戒壇院別火坊から1列になって歩き始めた。
参籠中の無事を願う「社参」だ。練行衆たちは参拝者らが見守るなか、八幡殿や大仏殿、天皇殿、開山堂を巡拝した。途中、数カ所では練行衆のうち平衆が吹く法螺貝の音が高らかに響き渡った。
「お水取り」の舞台となる二月堂の下に着くと、練行衆たちは湯屋で「試みの湯」に入って身を清めた。二月堂周辺ではすでに準備が進められていて、いつもとは違う雰囲気に。3月1日からの本行が近づいていることを実感させた。
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