少年院の現状知って 27日に見学会 参加者募集
2016年02月23日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
普段なかなか見ることができない少年院の様子を知ってもらおうと、奈良少年院(奈良市)が27日に院内見学会を開催する。近隣住民や少年院に関心がある人が対象。担当者は「少年たちがどんな生活を送っているのか興味がある人はぜひ」と話している。
見学会は午前10時から正午までの「午前の部」と、午後1時半から3時半までの「午後の部」の2部制。各回100人程度の参加者を見込んでいる。
始めに担当者が奈良少年院の現状を説明。刑務所との違いや少年たちの生活サイクル、教官などについて話す。その後、少年が教育を受ける教室や作業場など院内を見学する。
体育館では少年たちに提供されている食事や服のほか、陶芸や木工作品など職業指導製品を展示。事件事故による犠牲者の等身大パネルで命の大切さを訴える「生命のメッセージ展」のコーナーも設けられる。
奈良少年院は定員100人で、現在は約50人の少年が生活。近年、少年犯罪の減少により、収容者数は減少傾向にあるという。
無料で、事前に電話で申し込む。問い合わせは奈良少年院(☎0742・45・4681)。
(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)