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「今さら返せない状態だった」 大和高田市の虚偽報告交付金返還 部長が苦しい釈明


 国の交付金で行った公共工事2件が指定期限内に終わらなかったのに、完了したとする虚偽報告書を国や県に提出し、国に利息分を含む約3680万円の返還を命じられていたことが25日分かった大和高田市。減給2カ月(10分の1)の懲戒処分を受けた環境建設部長(60)は「今さら返せない状態だった」などと釈明した。市は報道で発覚するまで処分も含め公表しておらず、組織全体の規範意識が問われそうだ。

 市によると、事業は平成25年度の市道新設と、商店街のアーケード撤去事業。国から計約3220万円の交付金を受け、26年度末までに完了する必要があったが、いずれも住民との交渉が難航して終わらなかった。

 だが市は27年6月、事業が完了したとする虚偽の報告書を県と国に提出。8月、県の検査で未完了と指摘され、12月に国から補助金適正化法に違反するとして約3680万円の返還命令を受け、今年1月に返還した。

 市によると、報告書は環境建設部長が最終決裁者で、市は今月1日付で部長ら4人を減給2カ月(10分の1)の懲戒処分に。吉田誠克市長(64)と松田秀雄副市長(64)は給料の20%を2カ月自主返納するとした。

 この日会見した吉田市長は「あってはならない事態。組織をあげて再発防止に取り組む」と陳謝。だが、事実関係や処分を公表しなかったことについては「まちづくりには地元協力が大事で、今後を考えた」(松田副市長)とした。

 環境建設部長は取材に対し、「現場の実情は知っていたが『できるだろう』という甘い認識で、今さら国に返せない状態だった」などと釈明した。市は再発防止策として、今後は各事業の進捗状況を担当外の職員もチェックするとした。

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(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)

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