藤岡玉骨記念俳句大会 大賞に中谷さん 産経賞は村手さん
2016年03月4日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
第8回「藤岡玉骨記念俳句大会」が3日、五條市近内町の藤岡家住宅で開かれた。「村役を決める押し引きにごり酒」を詠んだ宇陀市の中谷照さん(85)が大賞に選ばれるなど各賞の受賞者が決まった。
今回は、事前の応募句に県内外の165人から計498句の応募があった。
産経新聞社賞には、俳句結社「かつらぎ」副主宰、村手圭子さん(68)=桜井市=が選ばれた。村手さんの作品「身籠もりしことまだ云へず御欠編む」は、嫁いだころ、身籠もったことを家族に言えないまま、かきもちをひもで編んでいた様子を詠んだ句で、村手さんは「昔のことを思い出して詠みました。うれしいです」と話した。
このほか主な受賞者は次の通り。(敬称略)
五條市長賞=宮武孝幸(奈良市)▽五條市議会議長賞=森山久代(兵庫県尼崎市)▽五條市教育長賞=遊田久美子(奈良市)▽五條ロータリークラブ会長賞=田島もり(大阪市)▽五條市商工会長賞=谷ひろ子(天理市)▽五條市観光協会長賞=平井富子(橿原市)▽県俳句協会長賞=辻慶子(高取町)▽藤岡家賞=上村佳与(御所市)、上田真作(天理市)
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