震災復興祈る「大仏グラブ」 福島・いわきでお披露目へ
東日本大震災からの復興を願って制作された「大仏グラブ」(全長3・6メートル)が、展示されていた大和郡山市のやまと郡山城ホールから福島県に向けて出発した。
大仏グラブは、同市でグラブ工房「BBA」を経営する梅原伸宏さん(51)が中心となり、昨年3月から16頭分の牛革を使って制作を開始。宮城、岩手、福島各県の野球少年約2千人も縫製に携わり、昨年末に完成、東大寺に奉納された。
「子供たちに夢をつかんでほしい」との思いで制作を続けてきた梅原さんは、「いよいよ子供たちとのキャッチボールが始まる。喜びの笑顔が早く見たい」と話した。
9日に奈良市の運送会社「富士運輸」のトラックに乗せられて出発。11日から福島県いわき市の商業施設「エブリア」でお披露目される。金魚3千匹と水槽も合わせて運び、現地で金魚すくい教室も開くという。
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(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)