薬物犯罪検挙者228人 過去10年で最多 覚醒剤は8割 奈良県警まとめ
県警は、覚醒剤や大麻など薬物の所持や使用での昨年の検挙者数が前年比46人増の228人に上り、過去10年間で最多になったと発表した。約8割が覚醒剤による犯罪で、うち約6割は再犯だったといい、県警は「インターネットなどで誰でも容易に入手できる状況が背景にある」と分析、取り締まりを強化している。
県警によると、平成23年は172人だった検挙者数は、ここ数年は200人前後で推移。年齢別では、覚醒剤は40代が最多(66人)だが、大麻は20~30代で全体の約7割を占めた。
27年版犯罪白書によると、22年出所受刑者(計6334人)の覚せい剤取締法違反での5年以内の再犯率は48・8%と、他の犯罪に比べ最も高かった。
県警は「『一度だけ』というつもりでも、薬物には高い依存性があり、自分の意思でやめられなくなってしまう。絶対に手を出さないで」と呼びかけている。
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