20年がかりで完成 橿原神宮前-明日香村までの県道バイパス
橿原市の近鉄橿原神宮前駅から明日香村を東西ほぼ一直線につなぐ県道・橿原神宮東口停車場飛鳥線のバイパス(全長1・55キロ、片側1車線)が完成し、29日午後3時半に開通する。同駅から明日香村北部や桜井市南部地域への交通利便性が向上し、観光振興などにつながると期待されている。
同線は道幅が狭く、バスなどの大型車両のすれ違いが困難な場所があり、通学路としての危険性も指摘されていた。
バイパスは、県道に平行する形で北約400メートルに、平成7年度から約20年がかりで整備。総工費約30億円で、西側で国道169号に直結、近鉄橿原神宮前駅から飛鳥資料館や万葉文化館(いずれも明日香村)、山田寺跡(桜井市)などに行く時間が短縮される。
29日午後1時から開通式典があり、超小型モビリティ「MICHIMO」の試走や、通り初めパレードが行われる。
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