【高校野球】智弁、強打の滋賀学園抑え快勝 39年ぶりベスト4
第88回選抜高校野球大会9日目の28日、智弁学園は準々決勝第1試合で滋賀学園と対戦。攻撃陣が相手投手を攻め立て12安打6得点、エース村上も2安打完封の好投で投打とも滋賀学園を圧倒し、39年ぶりの4強進出を果たした。智弁学園は30日の準決勝第1試合で龍谷大平安(京都)と対戦する。
智弁学園は初回から打撃が好調。1死二塁から太田の左越え二塁打で先制すると、さらに2死二塁から高橋の左前タイムリーで2点目。太田の父、英次さん(54)は「チームに貢献できてよかったという気持ちでいっぱい。興奮しすぎて、どこに打球が飛んだか分からなかった」と笑みがこぼれた。二回も1死二、三塁から納の右越え三塁打で2点を追加した。
六回にも、無死二塁から納が4打席連続ヒットとなる中前打で一、三塁とチャンスを広げ、岡沢の中犠飛でだめ押しの6点目。ブラスバンド部OGの和泉直佳さん(20)は「気を抜かず、最後までしっかりと守って」と軽快な演奏でナインを鼓舞した。
エース村上の好投もさえ渡った。緩急とストライクゾーンを広く使った岡沢の好リードで、2試合連続で2桁安打を記録していた滋賀学園打線に的を絞らせず、わずか2安打に抑えた。村上の父、恵一さん(45)は「みんなが力を合わせてしっかり守ってくれたので、バックの力もあっての好投」と笑顔。息子の完封勝利が決まると「やったぞ」と喜んだ。
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