伝統の太鼓踊り体験 県立図書情報館でイベント
2016年03月30日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
県の無形民俗文化財に指定されている県内3地域の「太鼓踊り」をテーマにした講演や体験ワークショップが県立図書情報館(奈良市)で開かれ、市民ら約80人が地域の伝統芸能に触れた。
後継者不足などで継承が課題となっている伝統芸能への関心を深めてもらおうと開催。講演では、元京都学園大准教授の青盛透さんが奈良市大柳生町と同市都祁吐山町、五條市大塔町篠原の3地域に伝わる太鼓踊りのルーツなどを紹介。現状について「地域が過疎化する中、村落で支えてきたものを継承する限界に直面している」と危惧した。
また、保存会の代表者らが後継者不足で活動を休止する一方、小学校で学習教材として採用するなどの取り組みを報告。体験ワークショップでは、参加者らが指導を受けながら太鼓踊りを体験した。
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