大林組などの企業体に決定 奈良市の超高級ホテル周辺にぎわい施設運営業者に
県営プール跡地(奈良市)の外資系高級ホテル建設計画で県は、ホテル周辺でにぎわい施設を運営する事業者が大林組(東京)を代表とする企業グループに決まったと発表した。建設される「JWマリオット奈良」とともに平成32年春の開業を目指す。
にぎわい施設は、ホテルやNHK奈良放送局を除いた約2・3ヘクタールの敷地に建設。グループの提案では、2千人を収容できる大会議室を備えたコンベンション施設▽屋根付きの多目的広場(約千平方メートル)▽劇場を備える観光振興施設(約5310平方メートル)▽レンタサイクル▽駐車場、バスターミナル―などを計画している。
観光振興施設は2階建てで、午前0時まで営業する「奈良らしい」飲食店などが入居予定。落札価格は約203億円。民間企業の資金やノウハウを活用するPFI方式で運営される。今後6月県議会で承認されれば、本契約を締結する。公募に応募したのはこのグループのみだったという。
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(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)