【高校野球】センバツ初制覇の智弁ナイン母校に凱旋 「春夏連覇目指す」
第88回選抜高校野球大会で初優勝の栄冠を手にした智弁学園の選手らが1日午後、五條市の母校に戻った。教職員や生徒、保護者らの拍手が鳴り響く中、岡沢智基主将が優勝旗を藤田清司・学園理事長(61)に手渡し、優勝を報告した。
午後2時ごろ、ユニホーム姿で首に優勝メダルをかけた選手らが校舎正面玄関前にバスで到着。ブラスバンド部の演奏や応援団からのエールによる祝福を受けた。
祝勝会では、藤田理事長が「努力を積み重ねてきた君たちを、勝利の女神が常に守っていた。次は春夏連覇という目標に向かってさらに鍛えてほしい」とあいさつ。太田好紀・五條市長も駆けつけ、「市民、県民に感動と元気を与えてくれてありがとう」と祝福した。
平成18年からチームを率いてきた小坂将商監督(38)は「五條に帰ってきて祝福を受けて、日本一を実感した。日本一は部員33人全員の力と、周囲の支えのおかげ」と、満面の笑顔で感謝の気持ちを伝えた。岡沢主将も「日本一になれたのはいろんな人の支えがあったから」と話し、「これで満足することなく、挑戦者の気持ちでもう一度甲子園に戻り、優勝できるよう頑張る」と春夏連覇を誓った。
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