【軟式野球】「次は1点目指す」 聴覚障害者チームが初出場 最後まで懸命プレー
聴覚障害者のみで作る軟式野球チーム「ナラッキーズ」が3日、奈良市内で行われた「第70回奈良市民体育大会軟式野球大会」に登場した。障害者チームが奈良市軟式野球連盟の公式試合に出場するのは初めて。
ナラッキーズは、聴覚障害があっても野球を楽しみたいという人たちが昨年に結成。17人全員が聴覚障害者で、難聴の選手もいるが、手話でコミュニケーションをとる。
この日は、無料で手話通訳を派遣する奈良市の制度を活用。主審も簡単な手話ができる村田昌義さん(76)が務め、試合前には手話を交えてルールを説明した。試合は11-0と五回コールド負けを喫したが、ナラッキーズの選手たちは笑顔で試合を締めくくり、平原有輝主将(27)は「負けて残念だが、次は1点を目指してがんばりたい」と雪辱を誓った。
一方、同連盟の池田慎久会長は「どういう課題があるか手探りだが、これをきっかけに活躍してもらいたい」と話した。
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