善財童子55体が愛らしい 光明皇后ゆかりの法華寺で「ひな会式」
2016年04月5日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
光明皇后ゆかりの法華寺(奈良市)で、子供の姿をした善財童子の像55体をまつる「ひな会式」が営まれている。
善財童子は求法の旅に出発して国王や医師、遊女らを訪ね、最後に普賢菩薩に出会って悟りを開いたとされ、華厳経に登場する。ひな会式では本堂の十一面観音菩薩像(国宝)の前に、後のひな人形の起源ともいわれる高さ30センチほどの像が並べられ、合掌する愛らしい姿を見せている。
1日から始まった法要では、尼僧らが経を唱えたり本尊の周囲を回るなどして厳かに祈りをささげている。5、6日は午後2時から、7日は午前10時半から営まれ、御献茶式も行われる。
【関連記事】
仏像と屏風、ガラスがコラボ 薬師寺で千住博さんの作品など展示
(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)