家に屋上があるとコミュニケーション増えた? 近大と住宅会社の研究成果
屋上がコミュニケーションの場に―。県内で注文住宅を手がけるライフスケッチ(奈良市)が近畿大学建築学部サステナブルデザイン研究室と共同で屋上利用に関するアンケートを実施したところ、6割が「家族や地域とのコミュニケーションが増えた」と回答した。同社は「屋上が家族や友人とのひとときを楽しむ『集いの場』となっている」としている。
アンケートは昨年11月、県内で屋上やルーフバルコニーがある一戸建て住宅473軒の住民に聞き取りや郵送、インターネットで実施。100軒から回答を得た。
その結果、27%が「屋上ができたことで新たな趣味ができた」と回答。屋上の使い方では、「眺望を楽しむ」が最多(67%)で、「家族、友人と過ごす」(42%)、「バーベキュー」(36%)、「趣味を楽しむ」(24%)―だった。
また、屋上で「月1回以上飲食をする」と答えた人は58%に上り、週1回以上も9%だった。同社は「広い庭のスペース確保が難しい都市部を中心に、屋上を活用する動きが広がっている」と指摘。「屋上なら音も気にせずに、友人たちも呼びやすい。バーや映画鑑賞ができる道具も設けられ、もう1つのリビングとして利用する動きが広がっている」としている。
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