県産米100%の日本酒「蔵王桜」全国へ 吉野町の美吉野醸造
「美吉野醸造」(吉野町)が、県内の契約栽培農家が栽培した酒米100%使用の日本酒「蔵王桜」の全国出荷を始めた。同町の金峯山寺の本堂・蔵王堂にまつられている金剛蔵王大権現にあやかって「蔵王権現のように多くの方に慕われる地酒にしたい」と命名された酒で、橋本晃明専務は「家庭料理など幅広い料理に合う」としている。
同社は平成26年から、県産米100%の「蔵王桜」を製造。純米吟醸と純米酒の2種類だったが、今年3月からは吉野町や五條、御所市など、県内の9軒の契約栽培農家ごとにタンクで仕込み、純米大吟醸、純米吟醸オーガニック、特別純米無濾過生原酒の3種を加えた全5種類の全国出荷を開始した。
価格は純米1・8リットルが2500円(税抜き)、純米吟醸オーガニックが同4千円(同)など。問い合わせは、美吉野醸造(☎0746・32・3639)。ホームページはhttp://www.hanatomoe.com/
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