「行政の対応、至急検証する」 生駒の2歳児閉じ込め死事件で荒井知事
生駒市で2歳男児がプラスチックの収納ケースに閉じ込められ死亡し、父親が殺人容疑で逮捕された事件で、荒井正吾知事は13日の定例記者会見で「大変悲しい事件だ。行政的な対応をどうすればよかったのか至急検証したい」と述べた。
荒井知事は事件について「県の児相に『泣き声が聞こえる』と通報があり、生駒市に対応してもらった。そのときは顕著な危険性はみられなかったとの報告を聞いている」と説明。その上で、「どのように市と連携すればよかったのか。対応のあり方について研究したい」と話した。
一方、「どこまで家の中に(行政が)入り込めるか。子供に(傷やあざなどの)加害の印がないケースもある。『おせっかい』の仕方や程度についていつも悩んでしまう」とも述べ、「こういうことが起きないようにするにはどうすればいいのか。今のわれわれの一番大きな課題だ」と話した。
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