医療と福祉の拠点に再生 旧桜井総合庁舎大規模改修へ
桜井市は、医療・福祉の拠点として整備予定の旧県桜井総合庁舎(3階建て)を約6億8千万円かけて大規模改修することを決め、2日開会した市議会に関連議案を提出した。市の医療・福祉の関係機関が入り、来年8月にリニューアルオープンする予定。
旧庁舎は桜井市役所北側にあり、延べ約3400平方㍍。今年7月、県から市に無償譲渡された。だが昭和40年代の建築のため耐震性が低く、市では大規模改修と同時に耐震化工事も実施する。
工事終了後は、市の健康推進課や子育て支援を担当する児童福祉課、休日応急診療所、医療センターなどが移転する予定。地域包括ケアと医療・福祉の拠点として生まれ変わる。
また、市では旧県桜井土木事務所庁舎についても、県広域消防組合桜井消防署の庁舎として活用する計画で、新庁舎としてのオープンは平成29年1月としている。
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