かつての球児たちが白球追いかけた 桜井で「マスターズ甲子園」県予選
元高校球児たちが、世代を超えてチームを結成し、再び甲子園を目指す「マスターズ甲子園2016」の県予選(1~3回戦)が3、4日の両日、桜井市の芝運動公園で行われた。昔と変わらない全力プレーで白球を追いかける姿に、観客からは大きな拍手と歓声が送られた。
マスターズ甲子園は、生涯スポーツとしての野球文化の発展や、次世代に野球の楽しさを伝えようと平成16年から始まった。全国高校野球OBクラブ連合に加盟する544校が参加し、毎年夢の舞台を目指して、全国で熱戦を繰り広げている。
県予選は今年で5回目で、下は18歳から上は60代まで幅広い世代で編成された18チームが出場。4日は御所実業-郡山、畝傍-奈良などの好カードで盛り上がった。
畝傍OBの岡田仁志さん(39)は「1年に1回、先輩や後輩と野球ができるのはとても楽しい。昔を思い出す」と話した。
準決勝、決勝は7月31日に橿原市の佐藤薬品スタジアムで開催。今年と来年の優勝チームで代表決定戦を行い、勝利チームが来年、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開催されるマスターズ甲子園2017に出場する。
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