歩道ができて安全に東大寺へ 奈良公園の〝危ない〟道路整備完了
2016年05月11日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
県は奈良公園(奈良市)の県庁東~大仏殿交差点までの約500メートルの区間で進めてきた歩道整備の工事を完了した。県奈良公園室は「より快適で安全な空間になり、ゆっくりと周遊してもらえる」としている。
工事は平成24年度からスタート。道の溝を埋め、バス停の位置をずらすなどして歩道の空間を確保、4月末に完成した。
これまでは車のすぐ横を観光客が行き交い、非常に危険な状態だった。特に近年は外国人観光客らが急増。広がって歩く人も多く「危ない」といった声が寄せられていた。
県警のまとめでは昨年、ゴールデンウイークに奈良公園を訪れた観光客は約67万人。今後、県は景観に配慮するため電柱や電線を地中に埋める工事も進める。
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