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「業者に甘く見られていた」と荒井知事 奈良・月ケ瀬の違法掘削 改正条例で対応強化


 奈良市月ケ瀬の山林で無許可で土砂を掘削したなどとして三重県伊賀市の業者が逮捕された事件で、荒井正吾知事は11日の定例記者会見で「条例が甘かった。行政監視も厳密にやればよかった」と述べ、7月の改正県砂防指定地管理条例の施行に向けて、県の対応などをまとめたマニュアルを6月に作成する方針を明らかにした。

現場の山林は斜面が削られ、切り立った崖が隣接する茶畑に迫っている

現場の山林は斜面が削られ、切り立った崖が隣接する茶畑に迫っている

 今回の無許可掘削をめぐっては、県の対応の遅れが問題を拡大させた要因の1つとなっている。

 県によると業者は平成22年6月から約1年間の期限で県から掘削許可を受けたが、期限を過ぎても工事終了の届け出書を提出せず、作業を続行。県は25年5月に現場周辺の住民から通報を受けるまで、約2年間にわたって現場を確認せず、違法掘削を見過ごしていた。

 こうした経緯について問われた荒井知事は、「放置していたというが、悪いのは向こう」と業者側を批判する一方、「今から思えば許可期限が切れた後に、現場確認をしておけばよかった」とも話した。

 一方、県が問題発覚後、18回にわたり文書指導を繰り返したが、業者が是正しなかったことについては、「今の条例は性善説に立っている。指導しかできず、業者に甘く見られていた」とした。

 7月から施行される改正条例では、業者による無許可工事だけでなく、許可条件の変更なども罰則対象に含めるほか、罰金も2万円以下から50万円以下に引き上げられる。荒井知事は「厳罰化することで是正勧告の重みもちがってくる」と語った。

 県によると、現場は現段階では「緊急の土砂災害の危険性はない」と専門家に判断されているといい、5月末から6月初めに改めて現地調査を行う方針。

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(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)

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