春日大社と興福寺で「薪御能」、20、21日 能楽4流派の競演も
全国で催されている薪能の〝元祖〟とされる「薪御能」が5月20、21日、奈良市の春日大社と興福寺で開催される。能楽4流派が同寺南大門跡で競演する「南大門の儀」は今年は、「通小町」や「融」「杜若」「藤戸」が組まれる。
薪御能は平安時代、興福寺西金堂の「修二会」で春日山の薪を迎えて火を付け、咒師という役が所作を行ったのがルーツ。芸能化され、金春、金剛、観世、宝生の能楽各流派となる「大和猿楽四座」が演じるようになったという。
20日は春日大社舞殿で午前11時から「咒師走の儀」があり、「翁」(金春流)が奉納。南大門の儀は午後5時半からで、深草少将が小野小町のもとへ通った様子が再現される「通小町」(観世流)と、源融が月を愛でて舞う「融」(宝生流)が演じられる。狂言は「長光」(大蔵流)。
21日は春日大社摂社・若宮神社で午後2時半から「御社上の儀」があり、「箙」(金春流)が奉納。「南大門の儀」(午後5時半から)は「伊勢物語」を題材にした「杜若」(金春流)と、殺された男の恨みと母の悲哀を描く「藤戸」(金剛流)が予定されている。狂言は「蝸牛」(大蔵流)。
「南大門の儀」は、雨天の場合は県文化会館で。観覧は当日4500円、事前4000円。問い合わせは奈良市観光協会内の薪御能保存会(☎0742・22・3900)。
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