想像かき立てられる朗読で25周年 「泉の会」が感謝の集い
古典や昔話などの朗読を行っている「泉の会」の25周年を祝う「感謝のつどい」が県文化会館(奈良市)で開かれ、約1千人が力強い朗読に聞き入った。
同会は朗読を聞いて想像力を働かせる楽しさを知ってもらおうと、毎年秋に朗読会を開催しており、今年で25回目を迎えた。県内の小学校でも読み聞かせなどの活動を続けている。
9月12日に開かれたつどいの第1部では、県内で朗読を学ぶ「泉のたまご」など4グループが芥川龍之介の『蜘蛛(くも)の糸』などを朗読。第2部では、泉の会の50人による那須与一の群読や遣唐使物語の朗読が行われ、会場からは惜しみない拍手が送られた。
同会の福原浩代副座長(72)は「映像があるものと違って、朗読は相像をかき立てられる。その楽しさを感じてほしい」と話していた。
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