顔写真無料で撮影、マイナンバーカード普及へ 橿原市
行政手続きの簡素化などのため来年国が導入する「マイナンバー」を記載した「マイナンバーカード」(個人番号カード)の普及をめざし、橿原市は10月5日のカード交付申請開始日から来年3月まで、顔写真撮影を無料で行う。
カードの申請には、6カ月以内に撮影した顔写真の提出が必要だが、同市役所を訪れた市民で希望者には顔写真撮影を無料で行い、申請書類を提出できる。
マイナンバーは国民1人ひとりに与えられる固有番号。税や社会保障などの行政手続きがスピードアップされ、各種申請の際の添付書類も削減できるなどのメリットがあるという。
カードには番号のほかに住所、氏名、生年月日などが記載され、顔写真やICチップ付き。交付は来年1月からで、運転免許証などを持たない人には公的な身分証明証になる。将来的には住民票の取得などの各種行政手続きがカードの活用によって簡単にできるようになるほか、オンライン取引や、電気・水道・ガスの届け出がワンストップでできるようになることなども検討されている。
カードの申請は任意。交付申請には10月から番号通知カードとともに送られてくる申請書などが必要。橿原市の問い合わせは、同市市民課(電0744・47・2639)。
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