振り込め詐欺電話撃退へ 大和郡山市が着信拒否機器購入費補助
大和郡山市は、振り込め詐欺などの被害を防止するため、迷惑電話からの着信を自動拒否する機能を備えた固定電話機などの購入に、最大1万円を補助する制度を6月から始める。同様の取り組みは県内初。詐欺手口が巧妙化する中、被害防止にどの程度効果を発揮するか、注目される。
補助対象となる電話機は、シャープのJD―AT81CL▽UX―AF91CL、パナソニックのVE―GD60DL▽KX―PD600DL(いずれもファクス付き機種あり)。価格帯は1万円台~2万円後半で、購入額の半分(最大1万円)を補助する。
これらの電話機には、IT会社「トビラシステムズ」(名古屋市)と警察庁の連携により開発された、過去に詐欺事件で使用された電話番号など2万件の情報を登録した「迷惑電話フィルタサービス」を内蔵。データは電話回線を通じて常時、自動更新される。
また、現在利用中の電話機に外付けし、迷惑電話からの着信を自動拒否する「トビラフォン」(1万1千円)についても、購入額の半分を補助する。
市や県警によると、昨年1年間に県内で起きた特殊詐欺の被害件数は77件、被害総額は3億1千万円に上り、同市内では6件、約3千万円の被害が確認されているという。会見した上田清市長は「巧妙化する詐欺の根絶は難しいが、行政の立場でできることにしっかりと取り組みたい」と強調。弘末光則・郡山署長は「近ごろは警察官を騙る手口が増加している。未然防止のためには、怪しい電話を遮断することが一番効果的」と話し、制度の積極的な活用を求めた。
補助対象は、市内在住者で先着約50件。1世帯1台限りだが、年齢制限はない。申請の受付期間は6月1日~来年3月31日まで。
補助金の申請書は市の公式ホームページ(http://www.city.yamatokoriyama.nara.jp/)でダウンロードできるほか、市役所2階人権施策推進課窓口でも配布している。問い合わせは同課(☎0743・53・1151)。
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